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川茂ダム
         
 
 
 
 
 
名前: かわもダム  
  場所: 山梨県都留市川茂  
←HOME 河川: 相模川水系桂川  
  型式: 重力式コンクリート  
  堤高: 53尺(16.06m)  
  堤頂長: 185尺(56.06m)  
  堤体積:    
ダム事業者: 桂川電気興業株式会社  
本体施工者: 三引商事株式会社土木部  
着手/竣工: 大正11年(1922)5月/大正13年(1924)3月  
       
  ダム湖:    
湛水面積:    
総貯水容量:    
有効貯水容量:    
     
訪問日: 2013/9/4  
     
  そもそものことの始まりは日比谷図書館で偶然手にとってパラパラめくった書籍の中に、  
  「山梨県川茂ダム完成(相模川水系桂川 重力ダム 堤高16.1m 堤頂長56.1m)」  
  という記述があったのです。土木社会史年表(大木孝・日刊工業新聞社・昭63)P134。  
  山梨県のダムは全部行ったのに、川茂ダムなんて記憶にないなぁ、と思いながら自宅でネット検索してみると、  
  http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/02-04/02-04-0272.pdfがヒットしました。  
  これは土木建築工事画報という書籍で、大正15年4月号に掲載された記事によると、  
  「取水口より47間9分(85.48m)の隧道1本で直に水槽発電所に接続している。  
   水量900個(25.04m3/s)を落差42尺5寸(12.78m)に使用することも珍しい。  
   1キロ450円で出来ておる。大正13年に出来た発電所で最も廉なる」  
  コンパクト設計と効率化を褒め上げています。  
     
  この設計者は佐々木恒太郎という方で、当時は常務取締役だったようです。  
  この方を調べていくと、明治24年7月工手学校土木科卒業(現在の工学院大学)、神戸市役所赴任、  
  兵庫県土木課、内務省土木監仙台出張所、東京帝国大学助手土木工学課勤務、工手学校・岩倉鉄道学校教務、  
  さらには、芝川筋水力電気調査(静岡)、坂川排水門設計(松戸)、梅里村排水ポンプ設計整備(野田)、  
  足尾銅山鉱毒調査、東北品井沼排水計画(宮城)などに携わり、明治39年夏日英水電創立事務所へ。  
  日英水電解散後、明治43年9月桂川電力土木課長、大正11年東京電燈に合併する頃には土木技師取締役に  
  なっていました。大正11年3月桂川電気興業。関東瓦斯常務取締役、東亜印刷社長。  
     
  http://www2.kogakuin.or.jp/koyukai/kaiho/Vol134-3.pdfによると、  
  佐々木恒太郎(1869-1935)、明治29年2月-明治41年1月に工手学校で教鞭をとっている。  
  (疑問点は日英水電の時期とかぶっていること)  
     
  1200kw発電機2台を設置。水車は電業社製。  
     
  日本ダム協会へ問い合わせた結果、東京電力大月支社より13.3mとの回答を頂きました。  
  下流部の水叩きから天端までの高さが43.8尺(13.03m)ですので、  
  13.3mという数字は基礎部からの数字ではない、と個人的には思っています。  
  現在の最大出力は2500kwとなっています。  
     
  発電所を通った水は、駒橋発電所へと流れていきます。  
  川茂発電所より早い明治37年に稼動した駒橋発電所にとっては、調整池と沈砂池としての役目を期待できます。  
     
 
 
 
 
 
     
     
     
     
     
     
     
     
 
 
 
 
 
桂川右岸にある川茂発電所 立入禁止は当たり前だが見通しもよくは無い  
 
 
 
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
水利使用標識 取水量最大25.04m3/s 貯留量99m3 堰堤は全面越流タイプ  
 
 
 
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
取水部 除塵装置つきのよう 発電機上のクレーン 23t日起  
 
 
 
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
奥が川茂ダム 手前が副堤体になるのか 右岸発電所前の水路 余水吐もかねていそう